PASONAの法則とは?AIDAとの使い分けとLPライティングの型

PASONAの法則で書くLP
  • PASONAの法則の各要素と、書き方の例文がわかる
  • 新旧PASONAの違いと、現代で使うべき形がわかる
  • AIDAとの使い分けと、LPの構成への落とし込み方がわかる

「LPの文章をどんな順番で書けばいいのかわからない」——その答えとして最も有名なのが、PASONA(パソナ)の法則です。

型を知っていると、白紙の前で悩む時間が消えます。ただし型には正しい使い方と、型だけでは越えられない限界があります。この記事では、中小企業のLP・セールスライティングを支援している専門家として、PASONAの法則の書き方・新旧の違い・AIDAとの使い分けまで解説します。

目次

PASONAの法則とは?

PASONAの法則とは、経営コンサルタントの神田昌典氏が提唱した、読み手の心理に沿ってセールス文章を組み立てる型です。5つの要素の頭文字を取っています。

要素役割例文(Web集客支援の場合)
Problem(問題)読み手の悩みを言い当てる「ホームページはあるのに、問い合わせはゼロ」
Affinity(親近・共感)同じ痛みを知っていると示す「私たちも、支援先の多くが同じ状態から始まりました」
Solution(解決策)解決の方向と根拠を示す「原因は受け皿の設計。直せば数字は変わります」
Offer(提案)具体的な取引条件を出す「無料診断で、あなたのサイトの詰まりを特定します」
Narrow(絞込)対象と期限を絞る「今月は3社まで。本気で改善したい方だけ」
Action(行動)行動を促す「下のフォームから30秒でお申し込みください」

新旧PASONAの違い:「煽り」から「共感」へ

実はPASONAには旧版と新版があります。旧版の2文字目はAgitation(煽り立て)——問題を深掘りして不安を増幅させる要素でした。しかし提唱者自身が2016年に改訂し、Affinity(親近感・共感)に置き換えています。

これは時代の変化を映した本質的な改訂です。情報が溢れる現代の読み手は、煽られることに敏感で、不安を増幅させる文章は信頼を削ります。いま使うべきは新PASONA——問題を突きつけた後、追い詰めるのではなく寄り添う流れです。

AIDAとの使い分け

もうひとつの有名な型がAIDA(アイーダ)です。Attention(注意)→Interest(興味)→Desire(欲求)→Action(行動)——1世紀以上使われている広告の古典です。

PASONAAIDA
起点読み手の「問題」読み手の「注意」
向く商材悩み解決型(士業・治療院・BtoBサービス)欲求喚起型(商品の魅力で売れるもの)
向く長さ長文LP・ステップメール短い広告文・バナー・短尺LP

迷ったら、「読み手は問題を自覚しているか」で選んでください。悩みが明確ならPASONA、悩みは無いが欲しくさせたいならAIDA、が基本線です。

LPでの実践:型を構成に落とす

PASONAをLPに使うときは、要素をそのままブロックの順序に翻訳します。P(ファーストビュー=問題の言い当て)→A(共感・実績)→S(解決策と根拠・事例)→O(オファー)→N(限定・対象の明示)→A(CTAボタン)。ブロック単位の具体的な作り方は『LPの構成』で解説しています。

そして正直な注意をひとつ。型は骨組みであって、肉は顧客理解です。Pに書く「問題」が実際の顧客の言葉とズレていれば、その後の全要素が空振りします。型に流し込む素材——顧客の悩みの生の言葉・実績の数字・ベネフィット——の質が、文章の成果を決めます。型を覚えて満足しないでください。

PASONAの法則についてのよくある質問

PASONAの法則はもう古くないですか?

「旧PASONA(煽り型)」の使い方は古くなりましたが、問題起点で共感を挟む新PASONAの構造は、人の意思決定の順序に根ざしているため陳腐化しにくいものです。古いのは型ではなく、煽る使い方です。

BtoBでもPASONAは使えますか?

使えます。ただしN(絞込)は煽り型の期限でなく「今期の受け入れ枠」など事実ベースに、A(行動)は「購入」でなく「資料請求・相談」などハードルの低い行動に置き換えるのがBtoB流です。

QUESTフォーミュラとはどう違いますか?

QUEST(絞込→共感→啓発→興奮→変化)も問題解決型の型で、PASONAと骨格は似ています。冒頭でターゲットを絞る点が特徴で、広告からの流入など「対象が明確な読み手」に向くとされます。どちらか一方を使いこなせば実務上は十分です。

文章が苦手でも書けるようになりますか?

なります。型が順序を決めてくれるので、必要なのは文才ではなく素材集め(顧客の言葉・数字)です。むしろ文章がうまい人ほど型を無視して雰囲気で書き、成果を落とすことがあります。

まとめ

この記事の要点を整理します。

  • PASONAの法則は、問題→共感→解決→提案→絞込→行動の順に書くセールスライティングの型
  • 使うべきは新PASONA。Agitation(煽り)ではなくAffinity(共感)
  • 悩み解決型商材はPASONA、欲求喚起型・短尺はAIDAと使い分ける
  • 型は骨組み。成果を決めるのは、型に流し込む顧客理解の質

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この記事を書いた人

合同会社マーケティングサポート 代表。士業・治療院・エネルギー小売など、中小企業のWeb集客を戦略から実装まで一気通貫で支援している。LP制作・Google/Meta広告の運用・SEO・コンテンツ制作に加え、GA4とBigQueryを使ったアクセス解析基盤の構築まで自ら手を動かすのが持ち味。「数字で判断できるマーケティング」を中小企業にも届けることを信条とする。

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