- 売れるLPに共通する基本の構成(型)がわかる
- ファーストビューからクロージングまでの流れと役割
- 自社でLP構成を組み立てる5つのステップ
「LPを作りたいけれど、どんな順番で何を書けばいいのかわからない」——そんな悩みを持つ中小企業の担当者は少なくありません。LP(ランディングページ)は、なんとなく作っても成果は出ません。売れるLPには、読み手の心理に沿った「構成の型」があります。
この記事では、成果につながるLPの基本構成を、ファーストビューからクロージングまで順番に解説します。あわせて、自社で構成を組み立てるための具体的な手順も紹介します。LPそのものの役割や全体像から知りたい方は、LP(ランディングページ)とは?もあわせてご覧ください。
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LP構成とは?「型」に沿うと成果が変わる理由
LP構成とは、ページ内に置く要素の「順番と役割」の設計図のことです。LPは1ページで完結し、訪問者を1つのゴール(申し込み・問い合わせなど)へ導くために作られます。だからこそ、要素をどんな順番で見せるかが成果を大きく左右します。
人は初めて見るページで、いきなり申し込むことはありません。「自分に関係がある」と感じ、「信頼できそうだ」と納得し、「今やる理由がある」と背中を押されて、はじめて行動します。この心理の流れに沿って要素を並べたものが、売れるLPの構成です。逆に、型を無視して伝えたいことを羅列すると、読み手は途中で離脱してしまいます。
LP構成は「何を書くか」以上に「どの順番で見せるか」が重要。読み手の心理(興味→共感→信頼→決断)に沿って並べることが基本です。
売れるLPの基本構成8ブロック
LPの構成にはいくつかの型がありますが、業種を問わず使える基本形は次の8ブロックです。上から順に配置することで、自然に読み手を行動へ導けます。
1. ファーストビュー(キャッチコピー+メインビジュアル)
ページを開いて最初に目に入る領域です。訪問者の8割以上が、ここ数秒で「読み続けるか離脱するか」を判断します。「誰の・どんな悩みを・どう解決するか」を一目で伝えることが最重要です。ファーストビューの作り込みについてはLPのファーストビューに入れるべき5つの要素で詳しく解説しています。
2. 共感・問題提起
「そうそう、それで困っている」と読み手にうなずかせるパートです。ターゲットが抱える悩みを言語化し、「このページは自分ごとだ」と感じてもらいます。ここで共感を得られると、続きを読んでもらえる確率が一気に上がります。
3. 解決策の提示(ベネフィット)
悩みに対する解決策として、商品・サービスを提示します。このとき「機能」ではなく「その機能によって得られる未来(ベネフィット)」を語ることが大切です。「高性能」ではなく「面倒な作業から解放される」と伝えます。
4. 選ばれる理由・特徴
「他ではなく、なぜこれを選ぶべきか」を具体的に示します。独自の強み、他社との違い、こだわりなどを、根拠とともに説明します。ここが弱いと、比較検討で他社に流れてしまいます。
5. 信頼の証明(実績・お客様の声)
導入実績、数値、お客様の声、メディア掲載など、第三者からの評価で信頼を裏づけます。人は「自分と似た立場の人が満足している」と知ると安心します。売り手の主張より、利用者の声のほうが説得力を持ちます。
6. オファー(申し込む理由)
価格、特典、保証、期間限定などの条件を提示します。「今、行動する理由」を作るパートです。無料相談・返金保証・数量限定などで、決断のハードルとリスクを下げます。
7. よくある質問(FAQ)
申し込み前の「でも…」という不安を先回りして解消します。よくある疑問に答えておくことで、離脱を防ぎ、安心して行動してもらえます。
8. クロージング(CTA)
最後にもう一度、行動を促します。ボタンの文言は「送信する」より「無料で相談する」のように、得られるものが伝わる表現にします。CTAはファーストビュー付近と最下部の複数箇所に置くのが基本です。CTAの先にあるコンバージョンの考え方はコンバージョンとは?で解説しています。
代表的なLP構成のフレームワーク
8ブロックの土台となっているのが、昔から使われる「型(フレームワーク)」です。代表的な2つを知っておくと、構成づくりが格段にラクになります。
| フレームワーク | 流れ | 向いている場面 |
|---|---|---|
| AIDA | 注目→興味→欲求→行動 | 商品の魅力を段階的に伝えたいとき |
| PASONA | 問題→あおり→解決策→提案→絞り込み→行動 | 悩みが明確な商材・共感を軸にしたいとき |
| BEAF | ベネフィット→実証→安心→信頼 | EC・比較検討されやすい商材のとき |
どちらも「読み手の関心を引き、共感し、解決策と行動理由を示す」という流れは共通です。自社の商材やターゲットに合わせて、型をベースに8ブロックを当てはめていくとよいでしょう。
構成をワイヤーフレームに落とし込む
8ブロックの中身が決まったら、デザインに入る前に「ワイヤーフレーム」(ページの設計図)に落とし込みます。各ブロックをどの高さに・どの大きさで置くかを白黒のラフで決めるもので、手書きやスライド資料で十分です。
ワイヤーフレームを挟む目的は2つあります。1つは、デザイン着手後の「やっぱり順番を変えたい」という手戻りを防ぐこと。もう1つは、見出しだけを上から読んで話がつながるかを確認できることです。LPの読み手の多くは流し読みなので、見出しの流れだけで「悩み→解決→証拠→行動」が伝わる構成が理想です。
申し込みフォームはLPと一体化させる(フォーム一体型)
ワイヤーフレームの段階で決めておきたいのがフォームの置き方です。ボタンを押すと別ページのフォームへ移動する型よりも、LPの最下部に入力フォームを直接埋め込む「フォーム一体型」の方が、ページ遷移の離脱がないぶんCVRが高くなりやすい傾向があります。入力項目を絞り、LPの熱量のまま申し込めるようにしましょう。フォーム自体の改善はEFOとは?入力フォーム最適化でフォーム離脱を防ぐ方法で解説しています。
自社でLP構成を組み立てる5ステップ
実際に構成を作るときは、いきなり文章を書き始めず、次の順番で設計すると迷いません。
まず「誰に・何をしてほしいか」を1つに決めます。ゴールが複数あると、メッセージがぼやけて成果が落ちます。ターゲットは「40代・製造業・集客に悩む経営者」のように具体的に。
ターゲットが抱える悩みと、商品で得られる理想の未来を書き出します。ここが共感パートと解決策パートの材料になります。悩みは本人の言葉に近い表現でメモしておくと、後のコピーづくりが楽になります。
本文を書く前に、8ブロックの見出しだけを並べて骨組みを作ります。各ブロックに「ここで何を伝えるか」を一言ずつ書き込み、話の流れが自然かを確認します。
実績・お客様の声・保証など、集められる証拠を揃えます。あわせて、申し込みの後押しになるオファー(特典や無料相談)を決めます。証拠とオファーが弱いLPは、最後の一歩で離脱されがちです。
LPは公開して終わりではありません。アクセスや離脱の様子を見て、ファーストビューやCTAを改善していきます。小さく試して数字で判断する姿勢が、成果を伸ばす近道です。
構成の効果を最大化する4つのポイント
1. 広告のメッセージとファーストビューを一致させる
広告文で「費用」を訴求したなら、LPの冒頭にも費用の話がなければ読み手は裏切られたと感じて離脱します。構成は流入元(広告・検索キーワード)とセットで設計するものです。広告との連携はLPと広告の連携で詳しく解説しています。
2. BtoBとBtoCで訴求の軸を変える
BtoCは「悩みへの共感と感情」、BtoBは「費用対効果と社内を説得できる根拠」が軸になります。BtoBのLPでは、導入実績の社名・数値・比較資料など、稟議に使える材料を構成に組み込むと効果的です。
3. スマホで読まれる前提で設計する
多くのLPは訪問の過半数がスマホ経由です。パソコンの画面で作った構成をスマホで見ると、ファーストビューに収まる情報量がまったく違います。ワイヤーフレームの段階からスマホ表示を基準に確認しましょう。詳しくはスマホLPの最適化をご覧ください。
4. 中間CV(軽いゴール)も用意する
「問い合わせ」ひとつだけだと、まだ検討中の読み手を取りこぼします。資料ダウンロードや無料診断など、ハードルの低い中間ゴールを構成に加えると、接点を持てる訪問者が増えます。特に高額・BtoB商材で有効です。
成果が出ない構成のよくある失敗
- ファーストビューに情報を詰め込みすぎる:伝えたいことが多いほど、何も伝わらなくなる
- 商品紹介だけで構成されている:共感も証拠もないLPは「広告チラシ」にしかならない
- CTAが最下部に1つだけ:読み手の決断タイミングは人それぞれ。複数箇所に置く
- 外部リンクが多い:LPは1ページ完結が原則。回遊させるほどCVは遠のく
公開後にCVRが伸びない場合の立て直し方は、CVR改善の方法で原因の特定から解説しています。
- LPの構成に決まった順番はありますか?
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厳密な決まりはありませんが、本記事の8ブロック(ファーストビュー→共感→解決策→選ばれる理由→信頼→オファー→FAQ→CTA)が業種を問わず使える基本形です。読み手の心理に沿っているため、まずはこの順番をベースにするのがおすすめです。
- LPは長いほうがいいのですか?
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長さより「必要な情報が過不足なくあるか」が重要です。高額・検討期間が長い商材ほど情報量が必要になり、LPは長くなる傾向があります。逆に無料オファーなどはコンパクトでも成立します。ターゲットの検討度合いに合わせて調整しましょう。
- フォーム一体型LPとは何ですか?
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申し込みフォームを別ページにせず、LPの最下部に直接埋め込んだ形式のLPです。ページ遷移による離脱がなくなるためCVRが高くなりやすく、広告用LPでは主流の形です。入力項目を最小限に絞ることとセットで効果を発揮します。
まとめ
売れるLPには、読み手の心理に沿った構成の型があります。ポイントを整理します。
- LP構成は「何を書くか」以上に「どの順番で見せるか」が成果を左右する
- 基本形はファーストビュー→共感→解決策→選ばれる理由→信頼→オファー→FAQ→CTAの8ブロック
- AIDA・PASONAなどの型を土台に、自社の商材へ当てはめる
- ゴールとターゲットを1つに絞り、公開後は検証・改善を続ける
- 広告との整合・スマホ基準・フォーム一体型・中間CVで、構成の効果を最大化する
「自社のLP構成をどう組み立てればいいかわからない」「作ってみたが成果が出ない」という場合は、第三者の視点で見直すと課題が見えやすくなります。マーケティングサポートでは、LPの設計から改善まで伴走してご支援します。まずはお気軽にご相談ください。
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