- 公開前・改善時に使えるLPチェックリスト全31項目
- 要素別に見るべき確認ポイント
- タイミング別(公開前/伸び悩み時/成果が出始めたとき)の使い分け
- チェックリストの活用手順
LPを公開する前、あるいは成果が伸び悩んだとき、「どこを見直せばいいのか」を漏れなく確認できるのがチェックリストです。感覚に頼らず、要素ごとに点検することで、改善の抜け漏れを防げます。
チェックリストで行う点検は、LPO(ランディングページ最適化)の第一歩にあたります。LPOとは、LPの構成や表現を見直してCVR(成約率=訪問者のうち申し込みや問い合わせに至った割合)を高めていく取り組み全般のことです。考え方や代表的な対策はLPOとは?ランディングページ最適化の意味・代表的な対策・進め方で解説しています。
この記事では、そのまま使えるLP改善チェックリスト31項目と、公開前・伸び悩み時といったタイミング別の使い分けを紹介します。LP全体の基本はLP(ランディングページ)とは?をご覧ください。
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要素別・LP改善チェックリスト
まずは5つの領域に分けて点検します。1項目1問で「はい/いいえ」を判断できるようにしているので、実際にLPを開きながら上から順に見ていくのが確実です。いいえが付いた項目が、そのまま改善候補のリストになります。
先に2つだけ決めておいてください。1つは、このLPで達成させたい行動を1つに絞ること(資料請求なのか、無料相談の申し込みなのか)。もう1つは、読む人がどんな状態でここに来るのか(悩みを自覚したばかりか、他社と比較中か)です。この2つが決まっていないと、各項目の「はい/いいえ」を判断する基準が人によってぶれます。
流入元との一致
見落とされがちですが、最初に確認したいのがここです。LPの中身がどれだけ良くても、広告文や検索キーワードで期待させた内容とズレていれば、開いた瞬間に「思っていたものと違う」と離脱されます。
- 広告文・バナーで約束した内容が、ファーストビューに同じ言葉で書かれているか
- 検索キーワードで来た人が抱えている疑問に、冒頭で答えているか
- 広告・SNS・検索など、流入元ごとに訴求がズレていないか
- 訴求の異なる流入元が複数あるなら、LPを分ける・出し分ける必要はないか
- 広告の遷移先URLが、意図したLP(と計測用パラメータ)になっているか
広告とLPの整合性の取り方はLPと広告の連携|リスティング・Meta広告で成果を高めるで詳しく解説しています。
ファーストビュー
ファーストビュー(開いて最初に見える画面)は、読み進めるかどうかが決まる場所です。ここだけは時間をかけて点検する価値があります。
- 誰の・どんな悩みを・どう解決するかが3秒で伝わるか
- キャッチコピーが「相手目線」になっているか(自社の言いたいことになっていないか)
- 得られる結果(ベネフィット)が、具体的な言葉で書かれているか
- ファーストビュー内にCTA(申し込みボタンなどの行動喚起)があるか
- 実績・導入社数・資格など、信頼できると思える要素が1つ入っているか
- スマホで開いたとき、キャッチコピーとCTAが1画面に収まっているか
入れるべき要素の詳細はLPのファーストビューに入れるべき5つの必須要素にまとめています。
本文・訴求
本文は「読ませる」より「拾い読みでも伝わる」を基準に点検します。LPは最初から最後まで丁寧に読まれる前提では作れません。スクロールしながら見出しと画像だけを追っている人に、何がどう良いのかが届くかを想像しながら確認してください。
- ベネフィット(得られる未来)を語れているか(機能の説明で終わっていないか)
- 共感→解決→信頼→行動の流れになっているか
- 各セクションが結論から書かれているか
- 見出しだけを拾い読みしても、話の筋が通じるか
- 声に出して読んでスッと入るか(一文が長すぎないか)
- お客様の声・実績など信頼材料があるか
- 「なぜ他社ではなくこの会社なのか」に答える要素があるか
信頼材料の集め方・見せ方はお客様の声のデザインと載せ方|説得力を高める集め方・書き方と権威性とは?マーケティングでの意味とLPの信頼性を高める方法が参考になります。
CTA・オファー・フォーム
申し込みの直前にあたる部分です。ここでのつまずきは、読んで納得した人を取りこぼすことになるので、影響が大きく修正も比較的容易な領域です。
- CTAの文言が「行動+ベネフィット」になっているか(「送信」だけになっていないか)
- CTAボタンが周囲と違う色で、押せるとひと目でわかるか
- 長いLPなら、CTAが複数箇所に配置されているか
- 申し込む理由(オファー)が明確か
- ハードルを下げる一言(無料・所要時間・キャンセル可など)が添えてあるか
- フォームの項目は最小限か(今すぐ必要ない項目が混ざっていないか)
- 入力補助があるか(郵便番号からの住所自動入力・エラーのその場表示・入力例)
個別の作り方はCTAボタンとは?クリック率を高める文言・色・配置の作り方/オファーとは?マーケティングでの意味とLPで反応を高める作り方/EFOとは?入力フォーム最適化でフォーム離脱を防ぐ方法をご覧ください。
デザイン・技術
内容の良し悪し以前に成果を止めてしまうのが、この領域の不具合です。特に計測とリンクは、壊れていても誰も教えてくれないため、自分で確認するしかありません。
- スマホで見やすく操作しやすいか(文字サイズ・ボタンのタップ領域)
- 表示速度は十分速いか(画像が必要以上に重くなっていないか)
- 主要なブラウザ・端末で、表示崩れが起きていないか
- OGP(SNSでシェアされたときのタイトル・画像)が設定されているか
- 計測タグが入り、コンバージョンが実際に記録されているか(テスト送信で確認)
- リンク切れ・送信できないフォームがないか
スマホ特有の確認ポイントはスマホLPの最適化|モバイルで成果を出すチェックポイントにまとめています。
すべてを一度に直す必要はありません。チェックで見つかった課題のうち、成果への影響が大きいものから手をつけましょう。
タイミング別・チェックリストの使い方
31項目を毎回すべて見直すのは現実的ではありません。同じチェックリストでも、使うタイミングによって重点を置く場所が変わります。3つの場面に分けて整理します。
公開前チェック:技術と流入元の一致を重点に
公開前は「事故を防ぐ」ためのチェックです。重点は技術系(計測・リンク・表示崩れ・スマホ表示)と、流入元との一致の2つ。この段階ではまだ実データがないため、訴求の良し悪しを議論しても答えは出ません。
特に、テスト送信でコンバージョンが記録されるかの確認は必ず行ってください。ここが抜けていると、広告費を使った後で「成果が出ていないのか、測れていないだけなのか」が判断できなくなり、改善の出発点そのものを失います。
もう1つ、公開直前は関係者それぞれの「これも載せたい」が集まりやすい時期です。項目を満たそうと要素を足し続けると、かえって焦点のぼやけたページになります。最後に一度、先に決めたゴール1つに向かって不要な要素を削れているかを見直してください。「いいえ」を全部消すことより、伝えたいことが1本に通っているかのほうが大切です。
成果が出ないときの見直し:データと突き合わせる
すでに公開して数字がある場合は、チェックリスト単体で使わず、訪問者の行動データと突き合わせるのが近道です。どこまで読まれ、どこで離脱しているかがわかれば、31項目のうち今見るべき数項目が絞り込めます。
ファーストビューで離脱が多いなら「流入元との一致」と「ファーストビュー」、最後まで読まれているのに申し込みが少ないなら「CTA・オファー・フォーム」を重点的に点検します。見方はヒートマップ分析の使い方|LP改善に活かす見方とLPの離脱率を下げる方法|原因の特定と改善策で解説しています。
成果が出始めたとき:勝ちパターンを広げる
成果が出ているLPこそチェックリストの使いどころです。うまくいっている要素を言語化して他のLPや広告文へ横展開すれば、改善の効果が1ページにとどまりません。
横展開しやすいのは、キャッチコピーの型、刺さったベネフィットの表現、CTAの文言、効いたオファーの4つです。逆にデザインの見た目だけを他ページへ真似ても再現しにくいので、「どの言葉が響いたのか」を残すことを優先してください。
また、この段階では「いいえ」が残っている項目をABテストの候補として扱えます。すでに数字が取れている分、比較の結果も判断しやすくなります。進め方はLPのABテストのやり方|進め方と失敗しない注意点をご覧ください。
チェックリストの活用手順5ステップ
チェックして終わりにしないための流れです。課題を見つけた後、何をどの順で動かすかまでを1セットにしておくと、改善が止まりません。
始める前に、結果を残す場所を1つ用意しておきましょう。表計算ソフトに「項目/判定/気づいたこと/対応するか」の4列を作るだけで十分です。頭の中だけで進めると、2回目のチェックのときに前回どこを直したのかがわからなくなり、毎回ゼロから見直すことになります。
流入元との一致から順に、各項目を点検します。「できているか」を客観的に判断し、できていない箇所を洗い出します。
見つかった課題を「成果への影響が大きい×直すのが簡単」の順に並べ替えます。文言の修正やボタンの色替えのように、その日のうちに終わる改善から着手すると勢いがつきます。
上位に来た課題が、実際に成果を止めているのかを数字で確認します。離脱の多い箇所と課題の場所が一致していれば、優先順位の判断に確信が持てます。ここを飛ばすと、気になった箇所を直しただけで終わりがちです。
一度に何ヶ所も変えると、何が効いたのかがわからなくなります。1回の改善で変える箇所は絞り、変更した日付と内容を記録しておきましょう。具体的な打ち手はCVR改善の方法|LPの成果を伸ばす施策と優先順位を参考にしてください。
改善後は成果の変化を確認し、同じチェックリストで再点検します。2周目からは前回「いいえ」だった項目が起点になるため、1周目よりも短い時間で回せます。
当社が支援した東京の研修会社では、この「チェック→優先順位→改善→再チェック」のサイクルを型として運用したことで、それまで2ヶ月かかっていたLP改善のPDCAが1ヶ月に短縮され、セミナーの着席率が10ポイント改善しました。1回のチェックの精度よりも、サイクルを回す速さのほうが成果に効くという例です。
「自分でチェックしたが、優先順位や直し方に自信がない」という場合は、第三者の目を入れると早く進みます。Web集客ドック(無料診断)では、いくつかの質問に答えるだけで現状の課題と次の一手を整理できます。
- チェックリストはいつ使うのが効果的ですか?
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公開前の最終確認と、成果が伸び悩んだときの見直しの2つのタイミングが特に効果的です。定期的な運用の中でも、月次の点検ツールとして活用できます。
- LPのチェックは誰がやるべきですか?
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作った本人以外の目を入れるのが基本です。制作者は意図を知っているため、書かれていない情報も頭の中で補って読んでしまい、初見の人がつまずく箇所に気づきにくくなります。社内の別部署の人や、その商品を知らない人に見てもらうだけでも精度が上がります。
- 31項目すべてを見る時間がありません。どれから手をつければよいですか?
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「流入元との一致」と「デザイン・技術」の計測まわりを先に確認してください。この2つは、外れていると他の改善がすべて無駄になる土台部分です。そのうえで、成果への影響が大きく修正が簡単な項目から順に進めます。
- どのくらいの頻度で見直せばよいですか?
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広告を運用しているLPなら月1回、そうでなければ四半期に1回が目安です。加えて、広告のクリエイティブを変えたとき、商品やオファーの内容を変えたとき、サイトやフォームの仕様を変更したときは、その都度チェックしてください。特に計測は、仕様変更をきっかけに止まることがあります。
- 全部チェックすれば成果は出ますか?
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チェックは「基本を外していないか」の確認です。最低限の土台は整いますが、最終的な成果はデータを見ながらの継続的な改善で伸ばします。チェックリストは出発点と考えましょう。
まとめ
チェックリストは、LPの抜け漏れを防ぐ実用的なツールです。ポイントを整理します。
- 流入元との一致・FV・本文・CTA/フォーム・デザイン技術の5領域31項目で点検する
- 公開前は技術と流入元の一致、伸び悩み時は行動データと突き合わせて重点を変える
- 影響が大きく直しやすい課題から着手し、データで裏を取ってから改善する
- 1回の精度より、チェック→改善→再チェックを回す速さが成果を左右する
「チェックはしたが、直し方や優先順位に自信がない」という場合は、専門家と一緒に見直すと確実です。マーケティングサポートは沖縄拠点・全国リモート対応で、LPの点検から改善まで伴走してご支援します。お気軽にご相談ください。
