結論から書きます。士業の投稿ネタは、期限と制度改正から拾うと、年間の骨組みを先に作れます。相続登記の期限、法改正の施行日、申告や届出の時期。
- 士業の1年のフックがどこにあるか
- 1本の投稿をどう組み立てるか
- 制度を扱うときに外せない確認
投稿に何を期待していいかは投稿に効果はある?で扱いました。公式が挙げるメリットに順位の話は含まれていません。この記事は、それでも書くなら何を書くか、という話です。
1年のフックは決まっている
士業の場合、季節のネタを探す必要がありません。制度の側に時期があるからです。
| 時期 | フックになりやすいもの |
|---|---|
| 1〜3月 | 確定申告。年度末の登記の整理。4月施行の改正の予告 |
| 4月 | 4月施行の改正。許認可の更新予定の確認 |
| 5〜7月 | 算定基礎届と労働保険の年度更新。株主総会後の役員変更登記 |
| 8月 | お盆。家族が集まる時期で、相続や遺言の話が出やすい |
| 9月 | 敬老の日。親の財産や認知症への備え |
| 10月 | 地域別最低賃金の改定状況を確認(発効日は地域で異なる) |
| 11〜12月 | 年末調整。年内に済ませる贈与。翌年の改正の予告 |
この表を先に埋めると、毎週のネタ探しが楽になります。あとは自分の業務に合う月から順に書いていくだけです。
1本の組み立て方
投稿は短いので、順番を決めておくと書くのが速くなります。私たちは次の形で書いています。
- 誰に向けた話か。「親名義の土地がある方へ」のように、読む人を最初に絞ります
- 制度の事実。主題は1つに絞る。ただし必要な条件は省かない
- 当てはまるかの目印。「相続した不動産の名義が故人のまま」など、読者が自分で気づける状態
- 次の一歩。相談してほしいのか、調べてほしいのか。どちらかに寄せます
3つ目が効きます。制度の説明だけで終わると、読んだ人は自分に関係があるか分からないまま画面を閉じます。目印があると、そこで止まります。
Googleのコンテンツポリシーは、不正使用のリスクを避けるため投稿コンテンツに電話番号を含めることは許可されない、と定めています。代わりに、確認済みのプロフィールの電話番号が設定された「今すぐ電話」ボタンを投稿に追加できます。
士業別のネタの例
制度や手続きから拾えるネタを挙げます。いずれも公的なページで内容を確認してから書いてください。
司法書士
- 相続登記の申請義務化。施行前の相続も対象になる
- 自筆証書遺言書保管制度。この制度で保管された遺言書は検認が不要になる
- 住宅ローン完済後の抵当権抹消。完済だけでは登記は変わらない
社会保険労務士
- 就業規則。常時10人以上の事業場で作成と届出が義務。パートも人数に含まれる
- 社会保険の適用拡大。加入対象の範囲が段階的に広がっている
- キャリアアップ助成金など、着手の前に計画届が必要な制度がある
- 育児・介護休業法の改正。施行日と、義務か努力義務かを確認する
税理士・行政書士
- 確定申告の時期と、対象になる人の条件
- 法人設立の形と、かかる費用の違い
- 許認可の更新時期。業種ごとに周期が違う
制度を扱うときの確認
ここが一番大事です。制度は改正され、金額や期限も変わります。
- 書く前に、所管の公的なページで現在の内容を確認する。法務省、厚生労働省、日本年金機構、国税庁
- 日付と金額を書くなら、出典のページを開いた状態で書く。記憶で書かない
- 「必ず」「すべて」を使わない。制度には例外や経過措置があります
自分の名前で出る文章です。業者に下書きを任せている場合も、公開の前に内容を確認してください。業者との線引きは士業がMEO業者に頼むときにまとめました。
期間未設定の投稿は6か月でアーカイブ
公式ヘルプにヒントとして書かれています。6か月が経過した投稿は、期間が設定されていなければアーカイブされます。
年に一度の告知は、その年の日付と内容に更新して出し直すことになります。1年分の枠を作っておけば、次の年は差し替えるだけで済みます。書いた内容は、事務所のサイトにも置いておくと残ります。
- どのくらいの頻度で投稿すればいいですか
-
公式ヘルプに推奨の頻度は示されていません。制度のフックから拾うなら、月に2〜4本で1年分が埋まります。
- 具体的な事例を書いてもいいですか
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依頼者や取り扱った案件の表示を、文書や書面による同意がある場合を除いて禁じる規程があります。掲載の前に、所属会の規程と必要な同意を確認してください。匿名化しただけで掲載できると判断しないでください。
- 制度の説明を間違えたらどうなりますか
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広告に関する規程は、事実に合致しない内容や誤認のおそれのある内容を禁じています。自分の名前で出る文章なので、書く前に所管の公的なページで確認してください。投稿は後から編集も削除もできますが、読んだ人の記憶までは戻せません。
- 同じネタを来年も使えますか
-
使えます。ただし制度の内容が変わっていないかを毎回確認してください。日付と金額はとくに変わります。
まとめ
- 士業のフックは制度の側にある。1年の表を先に埋める
- 1本は4つの順番で組む。読む人を絞り、主題を1つに絞り、当てはまる目印、次の一歩
- 投稿に電話番号は書けない。ボタンを使う
- 制度は改正される。書く前に所管の公的なページで確認する
- 期間未設定の投稿は6か月でアーカイブされる
投稿の前に整えることは士業のMEOにまとめています。
1年分の枠づくりからお手伝いできます。Googleマップ集客整備をご覧ください。
