- 目的別に使えるLPテンプレート(構成パターン)がわかる
- テンプレートの入手経路と、選ぶときのチェックポイント
- 資料請求・申込・相談など、ゴール別の最適な型
- テンプレートを自社に当てはめるときの注意点
LPを作るとき、ゼロから構成を考えるのは大変です。そこで役立つのが「テンプレート(構成パターン)」です。目的に合った型を土台にすれば、迷わず、早く、成果の出やすいLPを組み立てられます。
この記事では、テンプレートの入手経路と選び方を整理したうえで、ゴール別に使えるLPテンプレートを紹介し、自社に当てはめる際の注意点まで解説します。LPの基本的な役割や全体像はLP(ランディングページ)とは?で解説しているので、あわせてご覧ください。
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LPテンプレートとは?型を使うメリット
LPテンプレートとは、成果が出やすいことが実証された「要素の並び順のひな形」です。デザインの雛形という意味でも使われますが、ここでは構成(コンテンツの順番)のテンプレートを指します。
型を使う最大のメリットは、抜け漏れを防げることです。共感・信頼・オファーといった、成果に不可欠な要素を自然に盛り込めます。また、制作スピードが上がり、社内やパートナーとの認識合わせもスムーズになります。
テンプレートは「そのままコピーする」ものではなく、「土台にして自社向けに肉付けする」もの。型に頼りきると、どこかで見た平凡なLPになります。
LPテンプレートの3つの入手経路
ひとくちにテンプレートといっても、手に入る形は大きく3つに分かれます。どれが優れているという話ではなく、「社内にコードを触れる人がいるか」「すでにWordPressを使っているか」「どれだけ早く公開したいか」で選ぶ先が変わります。
1. HTMLテンプレート
HTMLとCSSのファイル一式を受け取り、テキストや画像を差し替えてサーバーにアップする方式です。無料・有料を問わず配布数が多く、デザインの選択肢がもっとも広いのが利点です。ファイルを直接持てるので、後からどこを変えても構いません。
一方で、編集にはコードの知識が要ります。文言の差し替え程度なら手が届きますが、ブロックの並べ替えやスマホ表示の調整になると難易度が上がります。問い合わせフォームの設置や、計測タグ(アクセス解析・広告のコンバージョン計測に使うコード)の埋め込みも自力の作業になります。
また、配布元によって商用利用の可否やクレジット表記の要否が異なります。ダウンロード前にライセンス表記を必ず確認しておきましょう。
2. WordPressのLP向けテーマ
すでにWordPressでコーポレートサイトやブログを運用しているなら、管理画面の中だけでLPを組める形が候補になります。テーマやプラグインにLP用のテンプレートが用意されていて、ブロックを並べる感覚で作れます。
既存サイトと世界観をそろえやすく、更新担当が変わっても引き継ぎやすいのが強みです。ふだんブログを更新している人なら、新しいツールを覚え直す必要がありません。
注意点は、テーマの作法に縛られることです。サイト全体のテーマとLP用テンプレートの相性、プラグイン同士の競合、ヘッダー・フッターを消せるか(LPでは消したいことが多い)といった点は、導入前に確認しておくと安心です。
3. LP作成ツールのテンプレート
公開までがもっとも速いのがこの形です。ブラウザ上でブロックをドラッグして並べるだけで組め、フォーム・サンクスページ・A/Bテスト・計測といったLP運用に必要な機能が最初からそろっているものが多くあります。
その代わり、できることはツールの機能に左右されます。独自ドメインを当てられるか、フォームの項目や送信先を自由に決められるか、外部ツールと連携できるか、そして解約したときにページがどうなるかは、契約前に見ておきたいところです。継続的に費用が発生する形態が中心である点も、判断材料に入れておきましょう。
3つに優劣はありません。「公開後、誰が、どのくらいの頻度で更新するのか」を先に決めると、選ぶべき経路はおのずと絞られます。自作する場合の全体の進め方はLPの自作の記事で解説しています。
テンプレートを使うメリット・デメリット
テンプレートは万能ではありません。得られるものと、割り切るべきものを先に把握しておくと、後から「思っていたのと違う」となりません。
メリット
- 構成を考える時間が省け、制作スピードが上がる
- ゼロから設計・デザインするより費用を抑えられる
- 成果に必要な要素(共感・証拠・オファー)の抜け漏れを防げる
- ブロック単位なので、差し替え・並べ替えの修正がしやすい
- 完成イメージを共有しやすく、社内やパートナーとの認識合わせが早い
とくに効いてくるのが、最後の2つです。LPは公開してからが本番で、反応を見ながら見出しやオファーを差し替えていきます。ブロックがはっきり分かれた型で作っておくと、その差し替えが速く回ります。
デメリット
- 同じテンプレートを使う他社と、見た目が似てしまう
- 型の外に出るカスタマイズには限界がある
- 自社の商材には不要なブロックが最初から入っていることがある
- 結局、何を書くか(ライティング)は自分で決めるしかない
見落とされがちなのが最後の一点です。テンプレートが用意してくれるのは「並び順」と「見た目」までで、そこに入れる言葉は肩代わりしてくれません。テンプレートを使っても成果が出ないケースの多くは、デザインではなく中身が理由です。
ゴール別・LPテンプレート3パターン
LPは「訪問者にしてほしい行動(ゴール)」によって最適な構成が変わります。代表的な3つのゴール別テンプレートを、セクションの並び順まで具体的に紹介します。
1. 資料請求・ダウンロード型
ハードルの低い資料請求がゴールの場合、情報量は絞り、素早く入力させる構成が有効です。「キャッチコピー→資料でわかること→簡単なメリット→入力フォーム」とコンパクトにまとめます。読み込ませるより、行動の手軽さを前面に出すのがコツです。
- ファーストビュー(資料名・誰向けか・無料であること)
- 資料でわかること(目次や中身のサンプル画像)
- 読むとどうなるか(ベネフィットを3つ程度)
- 入力フォーム(項目は必要最小限に)
- 個人情報の取り扱いと、送信後の流れ
2. 商品・サービス申込型
その場で申し込んでもらうため、しっかり説得する構成が必要です。「ファーストビュー→共感→ベネフィット→選ばれる理由→お客様の声→料金・オファー→FAQ→CTA」とフルセットで組みます。信頼の証明とオファーを厚めにするのがポイントです。
- ファーストビュー(誰の何がどう変わるか+申込ボタン)
- 共感(読み手の課題を、読み手の言葉で言語化)
- ベネフィット(機能ではなく、得られる結果)
- 選ばれる理由(他の選択肢との違い)
- お客様の声・実績(証拠のパート)
- 料金・オファー(特典や保証があればここ)
- よくある質問(申込前の不安をつぶす)
- CTA(申込ボタンの再掲)
3. 問い合わせ・無料相談型
高額・検討期間が長いBtoB商材に多い型です。いきなり契約ではなく「まず相談」をゴールに、不安の解消と信頼構築を重視します。「課題の言語化→解決アプローチ→実績→相談の流れ→よくある質問→CTA」で、心理的ハードルを下げます。
- ファーストビュー(相談すると何が得られるか)
- 課題の言語化(「こんな状態ではありませんか」)
- 解決のアプローチと進め方
- 実績・支援体制(担当者の顔が見えると強い)
- 相談の流れ(当日やること・所要時間)
- よくある質問(売り込まれないか、費用は発生するか)
- CTA(日程調整までの手数を最小に)
| ゴール | 情報量 | 重視する要素 |
|---|---|---|
| 資料請求 | 少なめ | 手軽さ・入力のしやすさ |
| 商品申込 | 多め | 信頼の証明・オファー |
| 無料相談 | 中〜多め | 不安解消・相談の流れ |
各ブロックの役割と中身の作り込み方はLPの構成で詳しく解説しています。全パターンで最重要のファーストビューはLPのファーストビュー、CTAボタンの文言・色・配置はCTAボタンもあわせてご覧ください。
テンプレート選び5つのチェックポイント
デザインの好みで選ぶと、公開直前に「フォームが入らない」「スマホで崩れる」と手戻りします。次の5点を先に確認しておきましょう。
- 構成が自社のゴール型と合っているか
- スマホでの見え方(レスポンシブ対応)
- フォームと計測タグを設置できるか
- 商用利用の条件を満たしているか
- 公開後に自分たちで運用できるか
① 構成が自社のゴール型と合っているか
最優先はここです。申込型のテンプレートで資料請求を狙うと、読ませる分量が多すぎて途中で離脱します。前章の3パターンのうち自社がどれかを決め、その並び順に近いテンプレートを選びます。ブロックの削除や順序変更ができるかどうかも、あわせて確認しておくと安心です。
② スマホでの見え方
広告経由のLPは、閲覧の多くがスマートフォンからになります。PCのプレビューだけで判断せず、必ず実機で確認しましょう。文字が小さくないか、ボタンが指で押しやすいか、画像に載せた文字が読めるかが要点です。詳しくはスマホ対応LPで解説しています。
③ フォームと計測タグを設置できるか
LPはフォーム送信までが仕事です。フォームを埋め込めるか、項目を自社に合わせて変えられるか、送信内容がどこに届くかを確認します。あわせて、アクセス解析や広告の計測タグを入れられるかも要チェックです。計測が入っていないLPは、改善のしようがありません。
④ 商用利用の条件
無料配布のテンプレートには、商用利用不可・クレジット表記必須・再配布禁止といった条件が付いていることがあります。テンプレート本体だけでなく、同梱の写真やアイコンのライセンスも別扱いになる場合があるため、ダウンロード時に規約を保存しておきましょう。
⑤ 公開後に運用できるか
LPは作って終わりではなく、見出しやオファーを差し替えながら育てるものです。「文言を1行直すのに外注が必要」という状態だと改善が止まります。更新担当者が自分で触れる形かどうかを、選定の段階で確かめておきましょう。
テンプレートの落とし穴:型に流し込むだけでは売れない
テンプレートを使ったのに反応がない——という相談は珍しくありません。原因のほとんどは、型ではなく中身にあります。テンプレートはあくまで器で、そこに何を盛るかは別の仕事です。
よくあるつまずき方は、次の3つです。
- 自社の商品説明だけでブロックを埋めてしまう(読み手の課題が出てこない)
- 他社のLPの言い回しを言い換えただけで、約束が自社のものになっていない
- 用意されたブロックを全部埋めようとして、長いだけのページになる
埋める前に決めておきたいのは、「誰に」「何を約束するか」の2つです。想定読者を1人まで絞り、その人が使う言葉で課題を書き、こちらが差し出せる約束(オファー)と、その約束が本当だと示す証拠を用意する。ここまで決まっていれば、どのテンプレートを選んでもブロックは埋まります。
埋められないブロックがあるのは、テンプレートが悪いのではなく材料が足りないサインです。デザインを探し直す前に、お客様の声や実績の収集に戻りましょう。
中身の作り方は、LPのキャッチコピーとオファーの作り方で具体的に解説しています。テンプレート探しに時間をかけるより、この2つを固めるほうが結果は変わります。
テンプレートを自社に当てはめる3ステップ
まず訪問者にしてほしい行動を1つに決め、それに合ったテンプレートを選びます。ゴールが曖昧なままだと、どの型を選んでもぼやけたLPになります。
テンプレートの各ブロックに、自社の悩み・ベネフィット・実績・お客様の声を当てはめます。埋められない箇所は、材料が不足しているサインです。取材や事例収集で補います。
型どおりだけでは他社と似たLPになります。独自のストーリーや強み、具体的な数字を加えて、「ここでしか得られない」と感じさせる要素を必ず入れましょう。
- 無料のLPテンプレートを使っても大丈夫ですか?
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構成の型としては十分に活用できます。ただしデザインテンプレートをそのまま使うと他社と似た印象になりがちです。構成は型を参考にしつつ、中身(コピーや実績)は必ず自社独自のものにしましょう。
- 無料テンプレートだけで公開まで進められますか?
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構成とデザインは無料でもまかなえます。つまずきやすいのはその先で、フォームの設置、サーバーとドメインの用意、計測タグの埋め込みは別途必要になります。ここを自社でやり切れるかどうかが、無料で足りるかの分かれ目です。
- テンプレートとオリジナル制作、どちらを選ぶべきですか?
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検証段階ならテンプレートで十分です。まず反応を見て、どの訴求が効くかを確かめてから作り込むほうが無駄がありません。オファーや訴求が固まり、広告を継続的に投下する段階になったらオリジナル制作を検討します。費用感の目安はLP制作の費用相場をご覧ください。
- テンプレートを使うとSEOに不利になりますか?
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テンプレートを使うこと自体で不利になることはありません。評価に効くのは中身の独自性、見出し構造、表示速度です。ただし配布元のサンプル文言を残したままだと内容の薄いページになるため、文章はすべて自社のものに書き換えてください。
- 1つのLPに複数のゴールを設定してもいいですか?
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おすすめしません。ゴールが複数あると訪問者が迷い、行動率が下がります。「資料請求」と「申込」を両方狙いたい場合は、LPを分けるか、メインとサブで優先順位を明確にしましょう。
まとめ
LPテンプレートは、成果の出やすい構成を素早く組むための強力な土台です。ポイントを整理します。
- 入手経路は3つ(HTML・WordPressテーマ・LP作成ツール)。誰が更新するかで選ぶ
- テンプレートはゴール(資料請求・申込・相談)で使い分ける
- 選ぶ前に、ゴール適合・スマホ表示・フォームと計測・商用利用条件・運用のしやすさを確認する
- そのままコピーせず、自社の素材を流し込んで肉付けする
- 独自の強み・数字・ストーリーで差別化する
「自社に合うテンプレートがわからない」「型に当てはめても成果が出ない」という場合は、専門家の視点で構成を見直すのが近道です。まずは現状の課題を整理したい方は、Web集客ドック(無料診断)をご利用ください。マーケティングサポート(沖縄拠点・全国リモート対応)では、LPの設計から改善まで伴走してご支援します。お気軽にご相談ください。
