結論から書きます。今回確認した投稿とランキングの公式ヘルプに、投稿で順位が上がるという説明はありません。投稿のメリットとして書かれているのは、最新情報の共有、セールやイベントの宣伝、写真や動画でユーザーとつながることの3つです。ただし、記載がないことだけで効果の有無を判断することはできません。
- 公式が投稿に期待していることと、書かれていないこと
- 不承認になる書き方と、6か月の期限
- 自社1社のプロフィールが実際にどれくらい見られているか
仕様はGoogleの公式ヘルプで確認しました(2026年9月16日時点)。後半に自社のビジネスプロフィールの実測を出します。見栄えのいい数字ではありませんが、期待値を合わせるために必要な数字です。
公式が書いている「投稿でできること」
公式ヘルプは、投稿のメリットとして次の3つを挙げています。
- 最新情報を共有して、カスタマーエクスペリエンスを向上させることができる
- セール、特別企画、イベント、ニュース、特典などを宣伝できる
- 写真や動画を添えた投稿で、ユーザーとつながることができる
導入部分には、ビジネスプロフィールで最新のビジネス情報を確認できるようにすることでユーザーの来店を促進できる、とも書かれています。すでにプロフィールを見ている人に向けた機能だという位置づけです。
公式ヘルプでは、次の表示場所が案内されています。モバイルでは検索とマップのビジネスプロフィールに表示される「最新情報」または「概要」タブ、パソコンでは同じく「オーナー」セクションです。
書かれていないこと
上の3つに、検索順位やランキングの話は含まれていません。ローカル検索のランキングについて説明した別の公式ヘルプでも、改善のヒントとして挙げられているのはオーナー確認、ビジネス情報を最新かつ正確に保つこと、クチコミへの返信、写真や動画の追加、店舗の商品の追加です。
同じ公式ヘルプに、Googleではランキングを上げるためのリクエストや金銭の受け取りには一切応じていない、と明記されています。投稿の代行で順位を保証する話が来たら、この一文を思い出してください。
ハッシュタグについても、今回確認した公式ヘルプには記載がありませんでした。付けると有利になるという説明を見かけたら、その根拠を確かめてください。
投稿の3種類と、入れる項目
| 種類 | 必須の項目 | 追加できるもの |
|---|---|---|
| 最新情報 | 参照した公式ヘルプに必須項目の明記なし | 説明、写真、動画、リンク付きの操作ボタン |
| 特典 | タイトル、日付、時刻 | 説明、写真、動画、クーポンコード、リンク、利用規約 |
| イベント | タイトル、開始日と終了日 | 開始時刻と終了時刻、説明、写真、動画、操作ボタン |
特典はタイトルと日付と時刻を指定する必要があり、指定すると「特典を表示」ボタンが自動的に追加されます。イベントで開始時刻または終了時刻を指定しない場合、その期間中は24時間続くものとして表示されます。
不承認になる書き方
電話番号です。公式ヘルプは、投稿の説明に電話番号が含まれていると不承認になる場合がある、と書いています。コンテンツポリシーのほうはさらに明確で、不正使用のリスクを避けるため投稿コンテンツに電話番号を含めることは許可されません、とあります。
電話をかけてほしい場合の代わりも示されています。確認済みのビジネスプロフィールの電話番号が設定された「今すぐ電話」ボタンを投稿に追加できる、という案内です。本文に番号を書くのではなく、ボタンを使います。
ホテルには別の制限があります。特典に関する投稿や、特価セール、プロモーション、スペシャルオファー、割引があることを示唆する投稿、それらへのリンクを含む投稿は作成できません。
期間未設定の投稿は6か月でアーカイブ
公式ヘルプにヒントとして書かれています。6か月が経過した投稿は、期間が設定されていなければアーカイブされます。
実際どれくらい見られているか
ここからは自社のビジネスプロフィールの実測です。沖縄でウェブ制作とマーケティング支援をしている会社のプロフィールです。実店舗にお客様が来る業種ではありません。
| 指標 | 96日間の合計 |
|---|---|
| 表示回数(パソコンの検索) | 53 |
| 表示回数(モバイルのマップ) | 49 |
| 表示回数(パソコンのマップ) | 47 |
| 表示回数(モバイルの検索) | 44 |
| ウェブサイトのクリック | 2 |
| ルート | 0 |
| 通話 | 0 |
2026年6月10日から9月13日までの実測です。表示回数を合計しても193で、1日あたり2回ほど。ウェブサイトのクリックは96日で2件、ルートと通話は0でした。
これはプロフィール全体の実測で、投稿単体の閲覧数や成果ではありません。私たちが自動投稿を始めたのは2026年9月14日で、集計できているのは9月13日までです。この数字だけでは、投稿による効果は判断できません。
これは1社の数字です。業種も立地も違えば結果も違います。ここから言えるのは、投稿を増やす前に自分のプロフィールが何回表示されているかを見てください、ということだけです。
続けられるネタの決め方
ここから先は、私たちが自社と支援先で運用していて置いている考え方です。公式の推奨ではありません。
投稿が続かないとき、毎回ネタを一から考えていることがあります。公式が挙げている用途に沿って、あらかじめ枠を決めておくと楽になります。
- 日付が決まっているもの。年末年始や大型連休の営業時間、季節ごとの取り扱い。カレンダーを見れば1年分書き出せます
- よく聞かれること。駐車場、支払い方法、予約の要否。問い合わせの多い順に並べれば、そのままネタの一覧になります
- 写真が撮れるもの。公式は写真や動画を添えた投稿を挙げています。撮れる日に撮りためておきます
年に一度の告知は、その年の日付と内容に更新して出します。1年分の枠を作っておけば、次の年は差し替えるだけで済みます。
- 投稿すると検索順位は上がりますか
-
今回確認した公式ヘルプの範囲では、投稿のメリットとして挙げられているのは最新情報の共有、セールやイベントなどの宣伝、写真や動画でユーザーとつながることの3つで、順位への言及はありません。ローカル検索のランキングを説明した別の公式ヘルプでも、改善のヒントに投稿は挙がっていません。記載がないことだけで効果の有無は判断できませんが、順位を目的に据える根拠も見当たりません。
- 投稿に電話番号を書いてもいいですか
-
許可されていません。コンテンツポリシーは、不正使用のリスクを避けるため投稿コンテンツに電話番号を含めることは許可されない、と書いています。確認済みのビジネスプロフィールの電話番号が設定された「今すぐ電話」ボタンを投稿に追加する形になります。
- 投稿はいつまで残りますか
-
公式ヘルプは、6か月が経過した投稿は期間が設定されていなければアーカイブされる、と書いています。
- ハッシュタグは付けたほうがいいですか
-
今回確認した公式ヘルプに、ハッシュタグについての記載はありませんでした。有利になるという説明を見かけたら、その根拠を確かめてください。
- 投稿の頻度を決める前に、何を確認すればいいですか
-
公式ヘルプに推奨の頻度は示されていません。頻度を決める前に、自分のプロフィールが何回表示されているかをパフォーマンスで確認してください。表示が少ない場合は、まずオーナー確認の状況と、業種や営業時間などの基本情報を確認してください。公式ヘルプがランキングの改善のヒントとして挙げている項目です。
まとめ
- 公式が挙げる投稿のメリットは3つ。順位への言及は含まれていない
- 投稿に電話番号を含めることは許可されていない。代わりに「今すぐ電話」ボタンを使う
- 期間を設定していない投稿は6か月でアーカイブされる
- 自動投稿を始める前の自社プロフィール全体では、96日で表示193回、クリック2、ルートと通話は0
- 表示が少ないなら、投稿の頻度より先に見る場所がある
自分のプロフィールの数字の見方はパフォーマンスの見方にまとめました。何から手を付けるかを一緒に決めたい場合はGoogleマップ集客整備でお手伝いしています。
