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「UTAGEのファネルって、結局ただのLP作成機能とどう違うの?」「テンプレートは豊富そうだけど、自社のLPを作るのに使えるのか判断がつかない」——UTAGE(ウタゲ)の導入を検討していると、この“ファネル”という言葉でつまずく方が多いはずです。UTAGEのLP機能は、1枚のページを作る道具ではなく、複数のページを連結して「売れる導線」を組み上げる仕組みだからです。
この記事では、LP制作とCVR改善を本業とし、自社でもクライアント支援でもUTAGEでファネルを実構築している立場から、ファネルの概念、LP・ページ作成機能でできること、テンプレートの選び方、オプトインファネルの作り方、A/Bテストと計測の考え方、そして専用LP制作ツールとの使い分けまでを正直にお伝えします。「UTAGEのLP機能は自社に合うのか」を判断する材料として使ってください。
- UTAGEの「ファネル」がLP単体と何が違うのか
- LP・ページ作成機能でできること(エディタ・テンプレート・スマホ対応)
- ファネルテンプレートの種類と、失敗しない選び方
- オプトインファネルの作り方4ステップとA/Bテスト・計測の考え方
- 専用LP制作ツール・WordPressとの正しい使い分け
UTAGEのファネルとは?LPを連結して「売れる導線」にする仕組み
まず、UTAGEを理解するうえで避けて通れない「ファネル」という概念を整理します。ここを取り違えると、UTAGEを「少し高機能なLP作成ツール」だと誤解したまま検討を進めてしまい、導入後に「思っていたのと違う」となりがちです。

- ファネルとは何か(集客から購入までを絞り込む導線)
- UTAGEのファネルはページを連結して作る
- ファネルで作れるページの種類
順に確認していきましょう。
ファネルとは何か|集客から購入までを絞り込む導線
ファネル(funnel)とは、もともと「漏斗(ろうと)」を意味するマーケティング用語です。UTAGEの公式マニュアルでも、集客から購入に至るまでに人数が徐々に絞り込まれていく様子を漏斗になぞらえて命名された、と説明されています。広告や記事で「知った」多くの人が、登録・検討を経て、最終的に「買う」少数へと絞られていく——この一連の流れそのものがファネルです。
ここで大切なのは、ファネルは「1枚のLP」ではなく「複数ページの連なり」だという点です。そもそもLP(ランディングページ)とは何か、単体ページとしての役割をまず押さえたい方はLPとは何かを解説した記事もあわせてご覧ください。UTAGEは、その1枚1枚のLPを部品として、導線全体を設計するツールだと捉えると理解が早くなります。
UTAGEのファネルはページを連結して作る(オプトイン→サンクス→販売)
UTAGEのファネルは、目的の異なる複数のページを順番に連結して構成します。典型的なオプトイン(見込み客登録)型なら、「メールやLINEの登録を促すオプトインページ→登録直後に表示するサンクスページ→価値提供の動画視聴ページ→商品を案内する販売ページ→決済直後のアップセルページ」といった流れです。
一般的なLP作成ツールは、このうちの1枚を作って終わりです。UTAGEは、ページ間のつながりと、登録者に対する後続のメール・LINE配信までを1つの「ファネル」としてまとめて管理します。だからこそ「LPを作るツール」ではなく「売れる導線を作るツール」と表現されるわけです。UTAGE全体の位置づけをまだつかめていない方はUTAGEとは何かの解説記事から読むと、この記事の内容がつながります。
ファネルで作れるページの種類
UTAGEのファネル機能で作成できるページは多岐にわたります。公式マニュアルでは、主に次のようなページが挙げられています。
- メールアドレス登録・LINE登録用のオプトインページ
- カード決済に対応した商品販売ページ(セールスレター・ビデオセールスレター)
- ウェビナーの登録・視聴ページ、プロモーション動画の視聴ページ
- イベント申し込みページ、登録直後・申込直後のサンクスページ
- 特定商取引法に基づく表記やプライバシーポリシーのページ
集客・登録から販売、さらに法務的に必要なページまで、ファネルに必要なページ一式をUTAGE内で完結して用意できるのが特徴です。
UTAGEのLP・ページ作成機能でできること
次に、LP制作を本業とする視点から、UTAGEのページ作成(エディタ)機能で実際に何ができるのかを見ていきます。ポイントは主に4つあります。
- テンプレートを選んでブロックを差し替えるエディタ
- セクション・行・要素の3階層で組み立てる
- PC/スマホの表示切替とスマホ対応
- カスタムJS・CSSでの拡張
それぞれ確認していきましょう。
テンプレートを選んでブロックを差し替えるエディタ
UTAGEのページ作成は、あらかじめ用意されたテンプレートを選び、テキストや画像を自社の内容に差し替えていく方式が基本です。HTMLやCSSをゼロから書く必要はなく、管理画面上で見た目を確認しながら編集できます。マウス操作中心で1本のLPを組み上げられるため、専門のデザイナーやコーダーを都度手配しなくても、担当者レベルでページを量産できるのが実務上の利点です。
セクション・行・要素の3階層で組み立てる
UTAGEのファネルページは、「セクション→行→要素」という3つの階層で構成されています。セクションはページを分割する最上位のエリアで、背景色や背景画像をまとめて設定できます。行はその中で1列・2列・3列といった横並びレイアウトをコントロールする単位、要素はテキスト・画像・ボタンなど個別に編集・装飾できる最小単位です。
この階層構造を理解しておくと、「どこをいじれば何が変わるのか」が明確になり、テンプレートの改変がぐっと楽になります。逆に言えば、この構造に慣れるまでは思い通りの見た目にするのに少し時間がかかる、というのが正直なところです。
PC/スマホの表示切替とスマホ対応
UTAGEのエディタには、PC表示とスマホ表示を切り替えながら編集する仕組みがあります。「PCのみ表示する要素」「スマホのみ表示する要素」を指定して端末別に出し分けられるため、スマホでは画像を差し替える、特定の要素を隠すといった調整が可能です。広告流入の多くがスマホである以上、スマホでの見え方を確認しながら作れるのはLP制作上とても重要です。
ただし、専用のLP制作で行うようなピクセル単位のスマホ最適化と比べると、テンプレートの構造に沿った範囲での調整になります。この“どこまで詰められるか”の違いは、後半の使い分けのパートで改めて触れます。
カスタムJS・CSSでの拡張
標準機能では足りない場合、UTAGEはページごとにカスタムJSとカスタムCSSを追加できます。JSはheadタグの最後、bodyタグの最初・最後の3箇所に挿入でき、CSSは要素・行・セクションにクラスを付与して当てられます。計測タグの埋め込みや、テンプレートにない細かな装飾もここで対応できるため、ある程度の技術があれば表現の幅を広げられます。
UTAGEファネルテンプレートの種類と選び方
UTAGEには複数のファネルテンプレートが用意されており、今後も順次追加される方針が示されています。テンプレートを選ぶと、目的に合ったページ一式と配信シナリオの基本形がまとめて自動生成されるのが大きな特徴です。ここでは種類と選び方の考え方を整理します。
用途別テンプレートの主な種類
テンプレートは用途別に整理されています。代表的なのは、見込み客のリスト獲得を目的とする「集客(オプトイン)型」、商品を直接販売する「販売型」、動画セミナーから成約につなげる「ウェビナー型」です。テンプレートを選択すると、そのゴールに必要なページがおおむね5〜10ページ程度、配信シナリオの雛形とあわせて自動で組み上がります。
テンプレートの価値は「デザインの見本」ではなく「導線の設計図」です。どのページをどの順番でつなげば売れるか、という型があらかじめ入っている点にこそ意味があります。
テンプレートの選び方|ゴールから逆算する
テンプレート選びで失敗しないコツは、見た目の好みではなく「最終的に何を達成したいか」から逆算することです。まずリストを集めたいなら集客型、既存の見込み客に商品を売りたいなら販売型、というように、ゴールに対応した型を選びます。
LP制作の現場感覚で言えば、テンプレートはあくまで“土台”です。自動生成されたページをそのまま使うのではなく、ファーストビュー(最初に表示される画面)のコピーや訴求は、自社の商品・顧客に合わせて必ず書き換えてください。導線の骨格はテンプレートに任せ、成約を左右する言葉の部分に自社の力を注ぐ——これが最も費用対効果の高い使い方です。
UTAGEでオプトインファネルを作る4ステップ
ここでは、最も基本的な「オプトインファネル(見込み客のリストを集める導線)」を例に、UTAGEでファネルを作る流れを4ステップで解説します。実際の管理画面での細かな操作は変わることがあるため、全体像の把握として読んでください。詳しい操作手順はUTAGEの使い方をまとめた記事も参考になります。
ファネル管理から新規作成を行い、集客(オプトイン)型のテンプレートを選びます。この時点で、オプトインページやサンクスページなど必要なページと、登録者への配信シナリオの雛形がまとめて生成されます。

生成された各ページを開き、セクション・行・要素の階層に沿ってテキストや画像を自社の内容に差し替えます。特にオプトインページのファーストビューは、登録率を大きく左右するため丁寧に作り込みます。

PC表示とスマホ表示を切り替え、両方の見え方を確認しながら整えるのを忘れないようにしましょう。
登録してくれた見込み客に届くメールやLINEの配信内容・順番を設定します。テンプレートに雛形が入っているので、これを自社の商品・顧客に合わせて書き換えます。ここがファネルを「単なるLP」から「売れる導線」に変える中核部分です。
ファネルを公開し、広告やSNSから流入を集めます。UTAGEの登録経路機能で、アクセス数・登録数・登録率などのデータを確認し、どこで人が離脱しているかを見ながら改善していきます。
UTAGEのA/Bテストとアクセス計測の考え方
ファネルは「作って終わり」ではなく、データを見て改善し続けることで成果が伸びます。UTAGEには、そのための検証機能と計測機能が備わっています。ここでは2つに分けて考え方を整理します。
ファネルのA/Bテスト|同一ステップに複数ページを振り分ける
UTAGEのA/Bテストは、同じファネルステップの中に複数のパターンページを用意し、アクセスを均等に振り分けて成果を比較する機能です。ページ一覧からテスト対象のページで「A/Bテストを作成」を選び、元ページをコピーして一部だけ変える(例:ボタンの色だけ)か、まったく別デザインを新規に作るかを選べます。同一の訪問者には常に同じパターンが表示されるよう制御されます。
結果は「データ(合算)」「データ(日別)」で、A・Bそれぞれのアクセス数・登録数・登録率・購入率・売上を並べて比較できます。「A/Bテストを作成」を繰り返せばC・Dと3パターン以上のテストも可能です。LP改善の勘所は、一度に多くを変えず「ファーストビューだけ」「ボタン文言だけ」と変数を絞って検証することです。この基本さえ守れば、UTAGEのA/Bテストは十分に実用的です。
登録経路の計測|ファネル全体を1つの流れで見る
UTAGEの計測で特徴的なのが「登録経路」機能です。登録経路ごとに、アクセス数(UU=ユニークユーザー)・登録数・売上といったKPIをまとめて把握できます。なお、UUはIPアドレスを基準にカウントされるため、同じネットワーク環境からの複数アクセスは1UUとして数えられる点は覚えておきましょう。
一般的なアクセス解析がページ単位で数字を見るのに対し、UTAGEはファネル全体を1つの流れとして解析できます。「どの流入元が成約につながっているか」「どのページで離脱が起きているか」を導線ベースで把握できるため、改善の打ち手を決めやすいのが実務上のメリットです。
UTAGEと専用LP制作・WordPressの使い分け
ここが、LP制作を本業とする私たちが最もお伝えしたいパートです。UTAGEのLP機能は万能ではなく、得意な場面とそうでない場面がはっきりしています。正直に線引きします。
凝った単発LPなら専用制作、仕組みで売るならUTAGE
結論から言うと、デザインを徹底的に作り込んだ1枚勝負の単発LP(たとえば大型キャンペーンの顔になるページ)が欲しいなら、専用のLP制作・コーディングのほうが向いています。ピクセル単位のスマホ最適化、独自のアニメーション、テンプレートに縛られない自由なレイアウトは、専用制作の土俵だからです。
一方で、「登録→教育→販売」の導線を作り、集めた見込み客に配信して継続的に売っていきたいなら、UTAGEが圧倒的に効率的です。1枚のLPの美しさより、ファネル全体が回ることのほうが売上に効くフェーズでは、UTAGEの一気通貫な仕組みが強みになります。用途で棲み分けるのが正解です。
LP制作のプロから見たUTAGEのLP機能の評価
実運用者としての評価を率直に述べると、UTAGEのLP機能は「デザインの自由度」では専用制作に及ばないものの、「導線を素早く形にして検証し、改善を回す」用途では非常に優秀です。テンプレートで骨格を用意し、A/Bテストで磨き、登録経路で数字を見る——この改善サイクルをツール内で完結できる点は、単体のLP作成ツールにはない価値です。
私たちの実務でも、広告用LPのファネル公開、士業のLINEステップ配信シナリオの構築、セミナー申込データの分析など、業種を問わずUTAGEを活用しています。「見た目の完成度」を追う場面では専用制作を、「仕組みで売る速さ」を求める場面ではUTAGEを、と使い分けているのが実情です。なお、UTAGEを使うには月額19,700円(税抜)/21,670円(税込)の単一プラン(初期費用無料)がかかり、14日間の無料トライアルが用意されています。まずは触ってみて、自社のファネルが組めそうか確かめるのが確実です。
- UTAGEのファネルとLPは何が違うのですか?
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LPは1枚のページを指しますが、UTAGEのファネルは複数のページ(オプトイン・サンクス・販売など)と登録後の配信までを連結した「導線全体」を指します。LPはファネルを構成する部品の1つ、という関係です。
- 既存のWordPressで作ったLPをUTAGEのファネルに組み込めますか?
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UTAGEのファネルは基本的にUTAGE内のページで構成します。外部で作ったLPから登録リンクをUTAGE側のフォームやオプトインへつなぐ運用は可能ですが、A/Bテストや登録経路の計測をフルに活かすなら、ページ自体をUTAGE内に作るのがおすすめです。
- テンプレートのデザインはどこまで変更できますか?
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セクション・行・要素の単位で背景やレイアウト、テキスト・画像を自由に編集でき、カスタムCSS・JSでの拡張も可能です。ただしゼロからのコーディングと比べればテンプレート構造の範囲内での調整になります。細部まで作り込みたい単発LPは専用制作向きです。
- A/Bテストは何パターンまで作れますか?
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同一ステップ内で「A/Bテストを作成」を繰り返すことで、C・Dと3パターン以上のテストが可能です。ただしパターンを増やすほど1つあたりのデータが貯まりにくくなるため、まずはAとBの2パターンで変数を絞って検証するのが基本です。
- スマホ専用のデザインは作れますか?
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エディタでPC表示とスマホ表示を切り替えられ、端末ごとに要素の表示・非表示を指定できます。スマホで画像を差し替える、特定要素を隠すといった調整は可能ですが、完全に別レイアウトを1から組むというよりは、同じ構造をスマホ向けに整える運用になります。
まとめ:UTAGEのファネルは「LP単体」ではなく「導線」で捉える
最後に、この記事の要点を整理します。
- UTAGEのファネルは、LP1枚ではなくオプトイン・サンクス・販売などのページと配信を連結した「売れる導線」
- LP作成はテンプレート+セクション・行・要素の3階層エディタで行い、PC/スマホ切替やカスタムJS・CSSにも対応
- テンプレートは用途別(集客・販売・ウェビナー型)。見た目でなくゴールから逆算して選び、コピーは自社仕様に書き換える
- A/Bテストと登録経路の計測でファネル全体を改善できる。凝った単発LPは専用制作、仕組みで売るならUTAGEと使い分ける
UTAGEのLP機能は、デザインの作り込みでは専用制作に譲るものの、「導線を素早く形にして検証・改善する」用途では非常に力を発揮します。自社が“仕組みで継続的に売る”フェーズにあるなら、有力な選択肢です。まずは14日間の無料トライアルで管理画面に触れ、テンプレートから1本ファネルを組んでみるのが、判断の一番の近道です。
「自社のファネルをUTAGEでどう組むか」「専用LP制作とどちらが合うか判断がつかない」という方は、LP制作とUTAGE運用の両方を手がける私たちにお気軽にご相談ください。合わないと分かればその旨も正直にお伝えします。
参考・出典(公式情報)
本記事の料金・機能・条件は下記の公式情報を基に執筆しています(仕様は変更される場合があります。最新は公式でご確認ください)。
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