結論から書きます。Googleは、Googleへの掲載維持を理由に金銭を要求する電話はすべて詐欺だと明言しています。公式ヘルプの原文は「Google への掲載維持を理由に金銭を要求する電話は、すべて詐欺です。Google がそのような電話をかけることはありません」です。ここが最初の一線になります。
- Googleが「これは詐欺」と名指ししていること
- 「Google公認」「上位表示保証」の中身を確かめる方法
- 公式が案内している断り方
この記事は、営業電話をかけてくる会社がすべて悪質だと言うものではありません。相手の話のどこが確かめられて、どこが確かめられないのかを分けます。Googleの公式ヘルプで確認しました(2026年9月16日時点)。
Googleが「詐欺」と名指ししていること
| 電話で言われること | 公式ヘルプの記述 |
|---|---|
| 掲載を維持するには費用がかかる | 掲載維持を理由に金銭を要求する電話は、すべて詐欺。Googleがそのような電話をかけることはない |
| プロフィールを作るので費用を払ってほしい | Googleはこのサービスに対して料金を請求することはない |
| 支払い情報やカード番号を教えてほしい | Googleが支払い情報、クレジットカード情報、アカウントのパスワードを尋ねることは決してない |
| 今から届く番号を教えてほしい | GoogleがワンタイムパスワードやPINを尋ねることは決してない |
| オーナー確認や回復を代行するので費用がかかる | Googleがビジネスプロフィールの管理のために料金を支払うよう説得することはない。オーナー確認や回復も含む |
費用については、Google自身の料金と業者の管理代行料を分けて考えてください。サードパーティポリシーは、サードパーティが提供する管理サービスは多くの場合有料だと認めたうえで、管理サービスが有料であることと、ビジネスプロフィールそのものは追加料金のないツールであることを顧客に通知するよう求めています。通知は、管理を請け負う前に書面で行い、請求書に管理費用を明記することが最低条件とされています。
本物のGoogleからの電話はどう始まるか
Googleがビジネスに電話をかけること自体はあります。公式ヘルプは、通話の開始時に通話がGoogleからのものであることと連絡の理由を知らせる、と書いています。実際の音声の例も載っています。
「お世話になっております。Google マップからのご連絡です。営業時間の更新についてお伺いします。こちらは自動発信サービスです。この通話は、Google サービスの改善のために録音させていただいております。早速ですが、お客様のビジネスの今週の営業時間を教えていただけますでしょうか。」
ただし、この名乗り方だけで本物と確認できるわけではありません。ポリシーは、ロボコールや他の技術を使ってGoogleであるかのように装うことを禁止例に挙げています。名乗り方をまねる相手がいる前提で、次に何を言われるかを見てください。用件は営業時間やサービスの利用可能状況の確認、ユーザーに代わった予約などです。そして同じヘルプに、サービスへの登録、金銭の支払い、個人情報の提供が自動通話で求められることはない、と書かれています。オペレーターから電話がある場合も、支払い情報を尋ねたりGoogleの各種サービスにおける優遇措置を約束したりすることはない、とあります。
かかってくる時間帯と回数についても記載があります。深夜や早朝にこれらの目的で電話をかけることはなく、同じ情報について複数回電話をかけることもない、という説明です。
「Google公認」は何を指しているか
公認や認定という言葉が出たら、何の制度を指しているのかを聞いてください。関係しそうな制度は2つあります。どちらについても、マップの順位を上げられるという説明は公式ヘルプに見当たりません。
| 制度 | 公式の説明 | 確かめ方 |
|---|---|---|
| Google Partners | 顧客ブランドまたは企業の代理としてGoogle広告アカウントを管理する広告代理店または第三者企業が対象。Member、Partner、Premier Partnerの3段階 | サイトのバッジをクリックすると、認定を受けていればGoogleのプロフィールページが開く |
| ビジネスプロフィールの代理店登録 | サードパーティの代理店が複数のプロフィールを単一のアカウントで管理するための仕組み | 代理店登録の説明だけでは、品質の認定があるかどうかまでは確認できない |
そもそも、Googleを名乗ること自体に制限があります。サードパーティポリシーは、誤解を招く組織アカウント名を使ってGoogleまたはGoogleの関連会社であるかのように装うことを禁止し、その例として「Google」「Google Cloud」「Alphabet」「Google 認定」「Google サポートチーム」を挙げています。
Google Partnersは広告の制度です。広告運用の実績で得るもので、マップの掲載順位とは別の話です。バッジの真偽はその場で確かめられます。公式ヘルプは、パートナー事業者のウェブサイトに表示されているバッジをクリックすると、認定資格を取得している場合はGoogleのサイトにあるプロフィールページが表示される、と案内しています。
代理店向けの説明のほうは、中小ビジネスやチェーンを単一のアカウントで管理するための仕組みだと書かれています。登録の手順も、代理店のウェブサイトを入力して進めるものです。今回確認した公式ヘルプに、審査や品質の保証についての記載は見当たりませんでした。
「上位表示保証」はポリシーの禁止例
ビジネスプロフィールのサードパーティポリシーが、禁止されている手法として次を挙げています。
- Googleサービスで上位に掲載されることを保証する
- プロフィールがGoogle検索やGoogleマップに必ず表示されると主張する
- 料金が発生しないGoogleサービスを有料サービスであると偽る
- ロボコールまたは他の技術を使ってGoogleであるかのように装う
- プロフィールと引き換えに金銭を要求する
ランキングを説明した別の公式ヘルプにも、次の一文があります。
「重要: Google では、ランキングを上げるためのリクエストや金銭の受け取りには一切応じておりません。検索アルゴリズムの詳細は、すべてのユーザーにとって可能な限り公平なランキング システムを構築するために機密情報となっています。」
お金を払って順位を上げる経路が、Google側に用意されていないということです。
つまり上位表示保証は、成り立つかどうか以前に、ポリシーが禁止例として名指ししている主張です。この言葉が出たら、何を根拠にそう言えるのかを聞いてください。
断り方
公式ヘルプが案内している対処は、はっきりしています。
- Googleの社員を装った電話がかかってきた場合は、電話を切る
- 音声案内でボタンを押すよう促されても、ボタンは押さない。押すと不審な電話がさらにかかってくる可能性がある
断り文句を考える必要はありません。
本物のGoogleからの自動通話を止めたい場合は、別の方法があります。公式ヘルプは、これらの電話を希望しない場合は通話中にその旨を伝えれば停止できる、と案内しています。対象になるのは、一般ユーザーからの電話を受けるために電話番号を公開しているビジネスのみ、とも書かれています。
もう任せている場合に確認すること
すでに業者に管理を任せている場合は、権限を確認してください。公式ヘルプは、サードパーティを使ってビジネスプロフィールを管理している場合もプロフィールのオーナーとして引き続きアクセス権を維持するよう求めています。
オーナーの明示的な同意なしにプロフィールの機能を変更または無効化することは禁止されています。そのようなことが行われた場合は、サードパーティ ポリシー違反の報告から連絡できます。
権限が自分の手元にあるかどうかの確認と、返ってこないときの手順はプロフィールの権限が他人のままにまとめました。
- Googleから電話がかかってくることはありますか
-
あります。営業時間やサービスの利用可能状況の確認、ユーザーに代わった予約などのためです。公式ヘルプは、通話の開始時に通話がGoogleからのものであることと連絡の理由を知らせると書いています。ただし、サービスへの登録、金銭の支払い、個人情報の提供が自動通話で求められることはありません。
- 「Google公認の代理店」と言われました
-
何の制度を指しているのかを聞いてください。サードパーティポリシーは、「Google 認定」などの名称でGoogleの関連会社であるかのように装うことを禁止例に挙げています。Google Partnersは広告アカウントを管理する代理店の制度で、マップの順位とは別です。認定を受けていれば、相手のサイトのバッジをクリックするとGoogleのプロフィールページが開きます。ビジネスプロフィールの代理店登録は複数のプロフィールを管理する仕組みで、公式ヘルプに試験や審査の記載はありません。
- 上位表示を保証すると言われました
-
サードパーティポリシーが、禁止されている手法としてGoogleサービスで上位に掲載されることを保証する主張を挙げています。あわせて公式ヘルプは、Googleではランキングを上げるためのリクエストや金銭の受け取りには一切応じていないとも明記しています。
- はっきり断るのが苦手です
-
公式ヘルプは、Googleの社員を装った電話がかかってきた場合は電話を切ってくださいと書いています。音声案内でボタンを押すよう促されても押さないでください。押すと不審な電話がさらにかかってくる可能性があると説明されています。
- 営業電話をかけてくる会社は全部怪しいのですか
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そうとは限りません。管理代行が有料であること自体は、サードパーティポリシーも認めています。公式の記述と矛盾するのは、Googleへの掲載維持を理由に金銭を要求する、Googleを名乗りながら支払い情報やワンタイムパスワードを求める、上位表示を保証する、といった話です。矛盾しない提案であれば、内容と費用で判断してください。料金体系ごとの相場観はMEO対策の費用相場にまとめました。
まとめ
- Googleへの掲載維持を理由に金銭を要求する電話は、すべて詐欺だと公式ヘルプが明言している
- Googleは通話の冒頭で名乗り、用件を伝える。自動通話では登録や支払いや個人情報の提供を求めない
- Google Partnersは広告の制度。バッジをクリックすれば真偽を確かめられる
- サードパーティポリシーは、上位表示の保証を禁止例に挙げている
- Googleを装った電話は切ってよい。ボタンは押さない
断ったあとに何をすればいいのか分からない場合はGoogleマップ集客整備でご相談を受けています。
